はらっぱのおはなし

西☆スマイル子ども劇場

2019年05月18日 10:29

17日(金)鹿児島市民文化ホール(第2)19:00開演
東京演劇アンサンブル公演
はらっぱのおはなし



今回は、スマイル、お当番の例会でした







虫に変身して、
お約束もしっかり言えました





プレゼントは鹿児島のいろんなおいしいものの詰め合わせ



終演後、ロビーでの役者さんとの交流も満喫









ロビーを出て、
感想を書くテーブルにすーっと集まる子ども達。
書きたいことが、伝えたいことが、あふれてきてるのを感じました



とてもステキなステージでした

何枚もの紗幕が垂れ下がった舞台に写し出される映像は、立体的に私たちの視覚に飛び込んできて、
その美しさと、
音楽、役者さんとの動きとが掛け合わされて、
わたしたち観客を虫達の世界に引き込んでいきます。

いろいろな楽器での生演奏は、
小さな生命たちの
小さなささやきを届けてくれるやさしいものから、
小さな生命たちの
溢れんばかりの生きることへの想いを届けてくれる力強いものまで。

小さな生命たちのおはなしは、
生きる力強さと、厳しさ、喜びが詰まっていました。



食べなければ生きていけないことの苦しみを、
時に感じている「オニグモ爺さん」が生命の愛しさを語るセリフはどれも、哲学的で、心の奥深くを揺さぶられました。

「生まれるはきれい」

「生きているものはみんなきれいさ」

不良と自称するわるわるバッタ3兄弟へ
カナブンオヤブンが話すセリフも、また。

「本当の真面目と 本当の不良だけが
世界を変える希望なのさ」

そして、
ステージでクルクルと一輪車で駆け回る、
モンシロチョウの生まれた喜びとワクワクに満ちあふれている様子が、
一輪車を乗りこなす凄さへの感動とも相まって、
心踊るワクワクを感じさせてくれました



東京演劇アンサンブル、脚本の篠原久美子さんを通して、
原作とは違う作品の深さを感じたのは、
その「はらっぱ」に震災後、原発事故後の視点が加わっていることです。

たたみかけるように
「ぼくは」「わたしは」と力強くセリフが繰り返される最後のシーンでは、
子ども達が笑顔で、その真ん中に寝転べる「はらっぱ」がある未来をつくろう、という力強いメッセージが届いてきました。

あなたは何を感じた?
どのセリフが心に残った?
一緒に観たこどもたちと、大人達と、
みんなで語り合うのが楽しみです

5月18日、本日、谷山サザンホールにて、
15:00開演、19時開演と、
2公演あります。

ぜひ、このステキな作品との出会いのチャンスを逃さないでください

今日の1時間が、明日からの未来をステキに変えてくれることは、間違いありません



問い合わせ・入会申込
西☆スマイル子ども劇場
nishismile.kogeki2011@gmail.com

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